阿弥陀如来様の前で阿弥陀様の一切衆生平等救済往生浄土の為の選択本願であります称名念佛を「南無阿弥陀佛」と声高らかに称え、御先祖様の御霊を御供養し、併せて私達が、現在ただ今も阿弥陀如来様の大いなるお慈悲の光明に包まれて日々生かされて在ることを喜び、往生浄土を目指して生きる為の法要です。
浄土宗宗祖法然上人の忌日法要のことで、単に「御忌」(ぎょき)ともいいます。
日本で初めてすべての人々の魂の救済の為、阿弥陀如来様の一切衆生平等救済の選択本願の行である称名念佛の教えをお説きくだされ、厳しい弾圧を受けつつも私達の為に、その教えを守り通され、世界最初の宗教改革をそして日本佛教を大きく改革された法然上人の偉大なる御徳を偲び、お念佛をお称えする浄土宗の大切な法要で、建暦2年1月25日80歳で生涯を終えられた法然上人の滅後三百年ほど経った大永4年(1524)朝廷(後柏原天皇)より知恩院に対し、毎年1月25日までの7日間、法然上人の「御忌」を勅会(ちょくえ)として営むようにとの詔勅があり、これ以後、法然忌のことを「御忌会」(ぎょきえ)と申すようになりました。
現在では、4月から5月にかけて全国の浄土宗寺院で行われております。
法然上人の御業績に対し、歴代の天皇より、「圓光・東漸・慧成・弘覺・慈教・明照(明治天皇より)・和順(昭和天皇より)・法爾(今上天皇より)」8度にわたって「大師号」を戴いております。
浄土宗宗祖法然上人御両親様(御父 漆間時国公 御母 秦氏君)菩提所の浄土院では、お盆を控え、皆様に気持ち良く参拝していただくために、檀信徒有志の皆様によって、浄土院の本堂内外、境内、墓地、参道周辺の草刈り、樹木の剪定、清掃等奉仕作業をしていただき、作業後、慰労をかねて懇親会を賑やかにおこなっております。
毎年8月16日、午後2時より浄土院盂蘭盆・大施餓鬼法要がおこなわれます。
初盆をお迎えの御遺族の方々をはじめ、御先祖様の供養の為に結縁される大勢の檀信徒の皆様が、参列され、お念佛をお称えして、初盆の精霊、各御先祖様の御廻向をいたします。
法要後の法話の後、清興として参列者全員に福引(空くじ無し)ををしていただき景品をお持ち帰りいただいております。