岡山県同和問題に取り組む宗教者連絡協議会(岡山県同宗連)の研修会が6月19日岡山市のナザレン教会でおこなわれました。 これまで様々な人権問題、差別問題(同和問題、世界の身分差別、人種差別、男女差別、ハンセン病患者に対する偏見、原発問題等)について学習してまいりましたが、第31回の今回の研修は今年のテーマである「岡山での野宿生活者支援について」に基き講師に特定非営利活動法人岡山・ホームレス支援きずな副理事長の豊田香菜枝氏をお迎えし、「かたわらにたつ」という講題でお話をしていただきました。 社会の中において「小さくされた者(生きていくのに苦しんでいる人々)」の立場になることは難しいが、その人の痛みを共有し行動することが大切であるという内容でお話しされました。
1週間にわたり、毎日早朝7時30分からと日中午前10時20分からの輪番布教を勤めさせていただきました。
この輪番布教は、江戸時代から約300年にわたって総本山知恩院でおこなわれているもので、今日まで一日も中断したことがなく、初期の頃は知恩院の門跡・管長様が毎朝おこなっておりましたが、やがて全国の知恩院布教師が交代で勤めることになり、一昨年から信者だけでなく一般の皆様にも法話を聞いていただこうということになり午前10時20分からの日中法話もおこなわれることになりました。
私は今回「法然上人の思い」を講題に掲げてお話しさせていただきました。
岡山県下の宗教団体(佛教、神道、キリスト教、教派神道、キリスト教各派)で構成し、社会の各分野と関わりを持ち、活動する「岡山県宗教者の会」総会が開催され、今年度の活動方針が採択され、役員改選で私が新会長に選任されました。
任期は2年ですが、お互いの宗教について学び、理解して互いに連帯して社会の諸問題に取り組んでまいりたいと思っております。
浄土宗総本山知恩院の法然上人御堂において全国から参拝の皆様の前で、法話をさせていただきました。
念佛は、信じているだけで称えなければ、阿弥陀如来の救済にあずかることはできない。
「南無阿弥陀佛」と称える(障害等で声を発することの出来ない方は、念佛を称える意志で十分)ことによって阿弥陀如来との関わりが出来、信心も深まり、阿弥陀如来のお慈悲の光明に照らされて生きていくことが出来ることなどを聞いていただきました。
宗祖法然上人が自分自身と多くの人々がどのような生き方をすれば辛い此の娑婆世界を心安らかに生きることが出来るのか長年求道の末、阿弥陀如来が既に遥か十劫の昔「どのような人でも私の極楽浄土へ往生したいと心から願って、私の名を南無阿弥陀仏と十遍称えれば、この世に於いてその人を護り育て、命終わる時には、その人の枕辺に現前し極楽浄土へ迎え摂ろう。
若しそれが出来なければ私は佛とはならない」というお誓いをたてて、その誓願が成就されて現在も救済の光明を十方世界に放っておられることを見つけて下され、浄土宗を開かれました。
一人でも多くの人々が法然上人のお勧めくだされたお念佛の教えを正しく受け取り、実践していただく為の道場として「五重相伝」を全国の浄土宗寺院に開筵していただくために浄土宗五重相伝推進委員が全国の教区を手分けして、「五重相伝」開筵を勧めにまいることになりました。
私は秋に南海教区(香川・徳島・高知三県)の檀信徒大会で五重相伝開筵のための説明をすることになりました。