2018/11/28
2018/11/27
2018/11/19
2018/11/19
2018/11/19
去る11月16日、岡山刑務所へ集合教誨に参りました。6名の被収容者の皆さんと『浄土宗勤行式』を使って先ずお勤めをしました。
読経の後、法然上人の御遺訓である『一枚起請文』を皆で拝読し、声をそろえて五百遍の念佛をお称えし、犠牲者をはじめ犠牲者、被収容者の御先祖様の回向をいたしました。
教誨室でのお念佛は、参加者全員大きな声を出して真剣にお念佛をお称えします。どうして大きな声でお念佛を称えるかというと、恐らく念佛を称えるうちに自然と心が落ち着き、阿弥陀様のお慈悲の光明に照らされて、自分自身の心の中を静かに見つめると、今までさほど気にも留めなかった被害者や自分の家族の人生を変え、悲しませてしまった自分の犯した罪の重さに気づかせていただき、自然と大きな声での懺悔の称名念佛となるのでしょう。
自分の過ち、犯した罪を懺悔しつつ念佛を称える時、阿弥陀様は、優しくお慈悲の光明に包み込まれ、私達を護り育ててくださり、命の終わる時には、阿弥陀様の西方極楽浄土へ迎え摂ってくださるのです。
刑務所の教誨室では宗教は違っても今日も懺悔の祈りをしている被収容者がいるのです。